最近読んだ漫画「女中さん」

こんにちは、ながなりです。


今日は最近読んだ漫画、「うちのちいさな女中さん」についてお話しします。

 

音声はこちら▼

https://stand.fm/episodes/6659db906dca0c2c42bf3775


先にお伝えすると、


ネタバレを含みますので、ネタバレが嫌な方はここで読むのをやめてください。


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「うちのちいさな女中さん」はジャンルとしては、「舞妓さんちのまかないさん」や「からかい上手の高木さん」のような日常系でほのぼのする漫画ですね。


物語の舞台は昭和9年の日本です。


当時は、女中という職業は多くの日本女性にとって一般的なものでした。


当時は労働基準法などないので、主人公の14歳の女の子が住み込みで15時間労働をするのが普通だったり、休日がないことも当たり前。


けれど、悲壮感はないんですよね。日々の暮らしが幸せそうなんです。


逆に、休日をもらって戸惑う姿も描かれていたりします。


この漫画の面白さは、日本の伝統的な文化の中に西洋文化が徐々に入ってくる様子が描かれていることですね。


たとえば、女性の「乳バンド」、ブラジャーが流行り始めたり、七輪からガスコンロに変わるなどの変化が描かれていたりします。


主人公が初めてガスコンロに触れて驚く姿を見ていると、当時の人々にとっては、やはり衝撃的だったと思います。


食文化の変化も面白くて、


クリームソーダライスカレーの美味しさに驚いたりします。


他にもストローを初めて使う場面などが描かれていたり。


14歳の主人公が新しい文化に触れていく様子を見ていると、当時の人々にとっても大きな驚きだったんでしょうね。


さらに、ラジオ文化の普及やアッパッパを着るようになったり、昭和初期の生活様式の変化も描かれているんですよね。


これを読んでいると、自分の曾祖父母の時代の生活を垣間見るようで、とても面白いんですね。


わたしは、この漫画が好きすぎて、漫画の最後に書かれている参考文献や資料として使われた本まで買い漁っていたんですね。


その中でも、「近代日本の水回り」という本を買ったんですが、この本は絶版なのか、3万円以上のねだんだったんですよね。


まぁオークションで偶然的に2500円で購入することができました。


時々こうゆうことありませんか?


出版社はこういった貴重な資料をたくさん抱えているのでしょうね。


もしこの作品を見かけたら、タイムマシーンで、昔の日本を眺めるように楽しんでみてください。


それではまた!