低所得は野菜食べず

今日は「所得の低い人ほど野菜取れず」というお話をしたいと思います。 


これはですね、


所得が200万円未満の人と、600万円以上の人では、1日の野菜を食べる量が所得が高い人の方が多かったみたいなんです。


つまり、


所得が高い人の方が野菜をいっぱい食べている。 


どのくらいの差があるのか、ざっくり言って1日で60〜70gぐらい野菜の摂取量が違ったりしちゃってます。


「大したことないじゃん!」と思うかもしれないんですけど、


こんな生活が、1週間、1ヶ月、1年、5年、10年と蓄積して考えると相当な差になったりする。


で、 


大事なのは所得が低い人はこういう負の連鎖から抜け出せないみたいなんです。 


本当に貧困が進むと節約すらできない状態になる。 


ご飯を炊いて納豆とか食べれば健康的な節約生活ができる。


みたいに言われても、そもそも家に炊飯器がないから、お米を炊くことができないし、ノウハウもしよくわからない。


だから、


割高なコンビニ弁当を買ってしまったりする。 


食べ物でお腹が膨れるもので安いものと言ったら、


お米やうどんだったりパスタだったりする。


これらは太るし、血糖値もよく上がるし、栄養も偏っちゃう。

 

バランスが悪い。


手取りは10万だったり15万だったりする人は、家賃がかかるわけで、


他にも調理器具などの初期投資もかかる。


もちろんガス代も電気代も水道代もかかる。


で、


もちろん献立を考える体力のとか心の余裕や知識もなきゃいけない。 


他にも賞味期限とか食べきれるものとか量を考えた上で、効率よく買い物をする。


そういう知識もいる。


自炊をするためのスキル技術もいるけど、持ち合わせていなかったりする。

 

調理・料理するっていうのも、やっぱりある程度の技術がいる。 


貧困層だとこういった能力を持ち合わせていない。 


さらに細かいことを言っていくと、


例えばコンビニとかのATMで2000〜3000円とか低い金額を頻繁に引き出して手数料を取られているとか、そういう細かいお金を気にしない。


そういう方がいる。


で、


もっともっと貧困が進むと電気とかガスを止められたりする。 


カセットコンロで調理すると、するとガスコンロのその物とかガスボンベのお金とかもかかる。


だから余計に費用がかかってしまう。


冷蔵庫も使えないくなると、その日使い切れるだけの食材が欲しい」ってなってしまう。


だから、


インスタント麺だったりコンビニ弁当だったり、そういう物しか買えなくなってしまう。 


まとめて買い物してこようとしても、電気が通っていない。


だから、


冷凍保存ものとかも買えない。


だから、


その場、その日で消化できる分だけのご飯になってしまう。 


こんな風に貧困が進むと節約すらできない状態になってしまう。


これが本当の負のスパイラル


もう抜け出せなかったりする。


弁護士さんの話も載っていたんですけど、貧困層の事件に関わっていたみたいなんですね。


目の前の問題を解決してあげるんですけど、貧困の方自身の環境が全く変わらないので、だんだん元に戻ってしまうみたいなんです。


結局、人間のその行動のほとんどは環境が決めていると言っていますね。 


本当にこういった方にこそ、生活保護とかの知識とかがあればいいんですけど、申請が難しかったりする。


しかも、


生活保護っていうこと自体何なのか、よくわかってなかったりしちゃう。


お金持ちほど、お金のことは詳しかったりするんですよね。


だから、


貧困層はずっと貧困のままだったりしちゃう。


こういった貧困のお話って時々でいいから接種していきたいなと思っています。 


というわけで


今日は「所得の低い人ほど野菜取れず」という貧困スパイラルにつながっていくお話をしました。 


よく聞く節約生活みたいのっていうのは、ある程度まとまった金額を持っていて余裕のある人じゃないとできなかったりするよね。


というお話をしました。 


それではまた!