北陸新幹線の金沢⇔敦賀間が16日開業して、石川県と福井県に6駅が登場し、宿泊施設の開業ラッシュが起こるかもです。
数学者の岡潔さんが昔、「新幹線を遅くした方がいい」みたいな発言を思い出すんですが、
新幹線が発展して実際に何が起きたかというと、地方の人材が都市に吸われていった現実があったりします。
具体的には東京、大阪、名古屋の周辺の地域から若者が都会に出ていきました。
能登半島の地域経済の活性化を期待しているのかもしれませんが、今回の北陸新幹線の開業によって、
福井に行く人よりも、福井から出ていく若者の方が多くなりそうな気がしてます。
やっかいなのは、今すぐに答えが出るわけではないので、何かめでたい様に見えてしまうことです。
「都市部から福井に来て住みたいと思ってもらえるのか?」
という問題もあります。
被災地として大変な目にあっていたりするわけですし、被災者と観光客が入り乱れたりもする訳です。
個人的には今後も注目していきたい内容です。
公共交通機関などは維持管理していくのにもお金がかかります。
一見、明るいニュースに見えてしまうんですが飛び付かないで、10〜20年後をイメージして気よつけたいと思っています。
おわり