複雑なモノを複雑なまま理解する話
最近の傾向としてタイパやコスパが重視されたりしていたりすので、難しいものを簡単に説明する事が良いとされていたりします。
これは、けっこう危険だなぁと思っています。
難しいモノを難しいまま、脳や体内に入れておくのも大切に思っていたりします。
どゆこと?
たとえば、あれだけの経済制裁をしたのに、いまだにロシアがへこたれない理由が複雑でして、
ロシアを経済制裁している欧州は、結局のところロシア産のエネルギーを買ってたりするそうなんですね。
これはロシア産の原油をインドや中国が輸入を続け、精製・加工して作られた石油製品は、イギリスが輸入する際にはロシア産とは見なされないそうなんです。
結果として、経済制裁を回避する形で遠回りして輸入されている。
ロシアを支えているのは最終的には、経済制裁をしている国だったりします。
どうしてこんな風に、複雑な事になっているのかと言うことを複雑なまま理解した方が、研究者や専門家でもない、わたしも含めて一般人の人生としては生きやすいんですね。
複雑な物事を、複雑なまま受け入れる事の方が分かりやすかったりします。
食事にたとえると分かりやすいと思うのですが、
ジャンクフードばかりのやわらかい食べ物ばかりではアゴの筋力は弱くなります。
硬い食物や、様々な栄養素を食べて複雑にしたエネルギーを摂取するようなイメージです。
まとめると
簡単なモノだから良いモノでもなく、難しいから悪いモノではない
という話でした。
おわり