吉野家やコンビニで感動できると最強な話

地方にある動物園や植物園を訪れると、いまだに昭和時代の面影が残る場所があります。


たとえば入場料の支払い方法に現金しか対応しておらず、クレジットカードや電子決済ができない施設があります。


私が訪れた動植物園でも、入場料を支払おうと思ったら現金払いしか対応していなくて、近くのコンビニまで、わざわざ出向いて現金2000円だけ下ろしてこなくてはいけない不便さ。


これは経営・運営側が決済システムの改善にお金を投資しないため、こうした不便が生じていると思えてならない。


園内をみると、平日の昼間だったので利用者は高齢者ばかりという状況です。


平日の昼間は働く若い世代がおらず、現金払いが当たり前となっているためでしょうね。


わざわざ給料も増えないのに、仕事を増やしても仕方ないと思っていたら手に負えない。


電子決済などに設備投資をしなくても、高齢者の客足が絶えないため、改善する必要性を感じていないのかも。


吉野家やコンビニ


一方で、施設内を高齢者たちが仲良くおしゃべりしながら歩き回り、自然を満喫している姿を目にすると、ほっこりとした昭和の良き面影を感じさせてくれます。


たとえば高級料理店でしか、美味しくないと思ったり、感動できないことは、不幸だと思っていまして、


吉野家の牛丼やコンビニのプリンなど、身近な食べ物で幸福を感じられたら最強に幸せだろうなと思います。


デジタル化が遅れていることで生まれる不便と、物の乏しかった時代の、昔ながらの良さが同居してるのを目にしながら巡っていました。


現代社会でのデジタル化の重要性は言うまでもありませんが、サービス提供側が無駄に新しいものにこだわるのではなく、お客様のニーズに合わせたバランスの良い改善が肝要だと思います。


デジタル化が前提となる場面と、不要な場面を適切に見極めることがサービスを提供する側には必須。


便利で賑やかな未来と昔懐かしい良さが共存する社会が、きっと住みよい社会かもしれませんね。

 

 

 

おわり