大被害の報告なしと志

こんにちは、ながなりです。

 

今日は「大被害と報告なしと志」というお話をしたいと思います。

 

音声はこちら▼

https://stand.fm/episodes/66820b3a35b42d225ef8184f

 

これは小林製薬さんの紅麹のサプリに関する問題でして、小林製薬さんが死亡に関する相談を約170件受けていたにもかかわらず、厚生労働省に報告していなかったことが判明しました。

 

その170人のうち、76人に関しては死亡との因果関係が疑われており、調査が進められています。

 

もしこの事実が正しければ、大規模な事件・事故となり、大量殺人とも言える状況です。

 

そもそも、小林製薬さんは死亡者数や入院者数を毎日厚生労働省に報告する義務があります。

 

しかし、

 

厚生労働大臣は「死亡事例が5件のままで変わらない」と述べ、報告がなかったことを確認していまして、

 

担当者が確認を求めても、小林製薬さんからは「実は・・・」との返答があり、内部告発によって初めて明らかになったのです。

 

警察も業務上過失致死の容疑で捜査していなかったのかなぞです。

 

今年の3月に事件・事故が発覚し、その時点でも厚生労働省に報告はしていませんでした。

 

これにより、小林製薬さんの組織が不都合な事実を隠す体質であると見られても仕方がないと思います。

 

さらに、

 

確か当時の担当者は医学的知識が全くなかったことも問題だったんですよね。

 

小林製薬さんの株価が急落しているとの報道もありますが、これはただの経済問題ではなく、もっと深刻な事態であると思います。

 

擁護するわけではないんですけど、人間の体内に入る食品やサプリメントを扱う企業には大きな責任があります。 

 

一回のミスがめちゃ大きなミスになったりします。

 

企業・組織が大きくなればなるほど、組織をまとめるのが難しくなりますが、ビッグモーターの件などもあり、大企業の不正が目立つ時代ですよね。

 

そんな時代の企業には、哲学や信念が必要だと思うんです。

 

「これだけは譲れない」という信念を持ち、社会を良くするための責任を果たさなければ、隠蔽や粉飾決算したりすることになりかねない。

 

今回の件も、さらに新たな事実が出てくるかもしれません。

 

というわけで

 

小林製薬さんの紅麹による健康被害で、76人の死者が疑われる事件が明らかになりました。

 

大企業の責任や志の重要性を改めて感じました。

 

それではまた!