ガイドさんのチカラを借りる方がいい話

今日は、「ガイドさんの存在価値が上がってるよね」というテーマの記事です。


あなたは観光や美術館などで、お金を払ってでも解説ガイドを付けたりしますか?


美術館や旅行、観光地を訪れる際、スマートフォンの便利さによってガイドブックやアプリで情報を手に入れることが簡単になったのですが、


その便利さによって現地のガイドさんの存在が無用と考えるのは、けっこう浅いのでは?と思ったんですね。

 


結論を先に言っちゃうと、現地のガイドさんは、その土地の歴史や文化、生の声を伝える重要な存在だったからです。


ホントに今までの自分を恥じたほどでした。


わたしは最近では、お金を払ってでもガイドさんのチカラを借りるようになりました。


働いてるので学生の頃よりは、お金があったりしますから、今では喜んで払っています。


解像度がちがう


基本的にテクノロジーが発展して、スマホに表示される情報は一般的に個別の体験や地域の特色を満足できるほどに伝えることができていると思ってます。


だけど、


現地で何十年と生活をして、生きてきたガイドさんは、その土地に根ざした知識や経験の解像度が高いんです。


たった一回の今日のこの日を、この時間を、より広く深く理解できたりします。


たとえば、


戦争関係の施設では、


「あなたのおじい様やおばあ様から聞いた戦争の話は何かありますか?」


みたいな質問をするんですね。


たとえ二次情報でも、かなり生々しい、お話をして頂けたりします。


ガイドさんとの対話を通じて、現在から過去、地元の人々の生活の変化や考え方、伝統文化を知ることができたりするんですね。


楽しく失敗の確率を下げられる


さらに、ガイドさんに観光地の名所を直接聞けば教えてくれたりします。


つまり、


「あぁ!あそこも行っとけばよかった!」

「聞いておけばよかった!」


といった、失敗確率が大幅に減るんです。


上級者は、スマホの情報には珍しい場所や地元の人々しか知らないような情報を得ることができると思いますが、上級者じゃなくてもとても満足度が上がったりします。


美術館でも音声ガイドのススメ


今年からなんですが、わたしは美術館でも音声ガイドをお金を払って美術作品を見るようになりました。


みんなと同じ作品を見ているのに、全然とらえ方が違って驚いています。


解説ガイドがないということは、自分の小さな知識量だけでモノを見て感じるだけなのですが、


自分の知識に加えて専門家の解説を聞くことで、美術鑑賞の体験はもっと深まります。


なぜなら、


専門家の解説によって作品の背景や意図が理解しやすくなったり、新たな視点で作品を鑑賞することができるから、自分の解像度も上がるんですね。


実際、音声ガイドを利用する人と利用しない人では、鑑賞の質に明確な差が生まれることは間違いありません。


これが一度きりではなく、何年と何十年と繰り返し行うことでビックリするほどの差が開くと思ってます。


せっかくの大切な時間を、さらに価値ある時間にするために

ガイドさんには気持ちよくお金を払ってはいかがでしょうか?


わたしは昔から解説ガイドを付けて生きてくれば良かったと反省している今日このごろです。

 

 


おわり