京都の赤字旅行

こんにちは!


インスタを見ていると、どうしても子イヌと子ネコの映像に支配されてしまう、ながなりです。


今日の気になるニュースなんですけども、「修学旅行を受け入れたら赤字になっちゃう」というお話をしたいと思います。


音声はこちら▼

https://stand.fm/episodes/667e59b299fee0d89f915183


どういうことかというと


修学旅行を受け入れた京都の旅館やホテルが赤字になって苦しんでいるということです。


旅行会社を通じて、だいたい修学旅行の予約は2〜3年前に契約するそうなんですね。


なので、2〜3年前の予算で組んでいると、今の物価の高騰に対応できず、赤字になってしまうそうなんです。


京都市内にある修学旅行生を受け入れる旅館の47件のうち、計算して出したところ、だいたい1人当たり2000円ほど足りないそうです。


この2000円は誰かが負担しなければならないわけですが、それは家庭の負担になってしまいます。


旅行会社が「物価の高騰で値上がりしました!」と言って、交渉できればいいのですが、今のご時世、物価の高騰はお客さんも理解しているので、値上げすればいい話なのですが、それができないため、赤字経営が苦しい状況になっているそうです。


上がった分を誰かが負担しないといけないので、時間が経つにつれて自分たちが負担することになり、赤字になってしまっている。


おそらく旅行会社側もギリギリの予算で運営しているので、何かトラブルが起こったら対応できない状況なのではないでしょうか。


旅行会社からすると、毎年修学旅行生がお客さんとして来るので、それが安定した収入にはなっています。


しかし、


たとえば、去年の修学旅行生と今年の修学旅行生で値段が違うと不満や苦情が出ることを恐れているのかもです。


だから値上げ交渉ができないのかしら。


正直言って、今の時期は物価の高騰を理由に値上げしやすい時期だと思います。


「すいません、物価の高騰で値上がりしました」と言えば、理解されやすい時期なんです。 


今の時期を逃したら、いつ値上げするのかと思います。


旅行会社も値段交渉をしているのかもしれませんが、していないなら問題ではあります。


わたしも学生時代の旅行は京都や奈良だったのですが、修学旅行生からすると、友達とワイワイ過ごす時間が楽しかっただけで、本当に京都や奈良の良さを知れたかというと、ほとんど覚えていないですね。


大人になってから京都や奈良に行って素晴らしさを感じることはありますが、修学旅行で得るものはそんなに多くなかったように思います。


わざわざ京都や奈良に行かなくても、日本にはいろいろな観光施設があります。


たとえば、広島の原爆ドーム平和記念公園など、心に響く場所もあります。


修学旅行の目的は、学生生活からちょっと外に出る経験をすることですので、京都に行かなくても良いのではないかと思います。


みんなが京都や奈良に行く中、他の場所に行って別の経験をすることにも価値があると思います。


わざわざ京都や奈良に修学旅行生を集中させる必要はないのではないかと思います。


というわけで


京都の旅館やホテルが2〜3年前の契約・予算で運営しているため、現在の物価高騰に対応しきれず赤字になってしまうというお話でした。


それではまた!