職を複数体験しやすい話
脳性まひの障害を持ち、小児科医や東京大学講師として活躍する熊谷晋一郎さんによって提唱した、
「自立とは依存先を増やすこと」という考え方を提唱していて衝撃を受けたことがあります。
熊谷さんは自身の経験から、自立とは誰にも頼らず一人で何でもできるようになることではなく、むしろ周囲の人や社会に積極的に依存し、支えてもらうことで初めて成り立つもの。という考え方です。
具体的には
・一人暮らしをすることで、親だけでなく、友達や地域の人など、様々な人に頼ることができるようになる。
・障害を持つ人が、必要な支援を受けられるように、周囲の人や社会に働きかける。
・企業が、取引先や顧客など、様々な関係者と協力し合うことで、より大きな事業を展開できる。
こんなふうに、依存先を増やすことによって、互いに支え合い、共に成長していくことができるという考え方で、けっこう推しの考え方です。
依存先を複数持てる時代
最近、メルカリがスキマバイトサービス「メルカリ ハロ」をローンチしました。
別にメルカリがやらなくてもいいと思うのですが、若い層がメルカリを使っていたりするのである程度の顧客はありそう。
今はまだ、18歳未満は利用できず、東京都などの一部店舗のみだったりする。
メルカリ経験者に、最短即日振込や将来的にメルペイ給与も導入される予定ということでメルカリ経済圏を構築しようとしてたりする。
メルカリ内で、1時間単位で仕事ができるようになると、1つの人生の中で多様な経験や収入源を得ることができる。
もしくは、それ以上の効果がありそうです。
わたしは、色々な職業体験ができるのは良いと思っている派で、社会科見学のような魅力もあると思ってます。
スキマバイトでは、もともと『タイミー』が有名だったりします。
【タイミー】
スキマバイトのサービスでは、短時間で仕事を探すことができ、本人確認で面接が不要だったりする便利さがある。
ほとんどの会社が人材不足…、というか仕事のできる人の人材不足が悩みだったりします。
スキマバイトで人手不足の解消とまではいかないと思うが、利用者からすると「色々な職業を社会科見学的に使う」のが楽しいと思いますね。
人生で、一度はやってみたいバイトとかある人は、見るだけならタダなので見てみると良いと思います。
おわり